「勉強しなさい」と言わなくても、めだかの学校に来る子どもたちは持ってきた宿題、
市販のドリル、計算塾のプリントなどを、座りたいところを陣取って始めます。
小学校受験の幼稚園生から、小学生、中学生。公立、私立、学び直しの大人もいます。
持ってくるドリルの難易度はさまざま。優秀なスタッフもたじたじの問題もあれば、
謎解きのようなドリルにスタッフと挑む子もいます。
そう子どもにとって勉強はしんどいけど、できるようになりたい、できるとすごくうれしいことが伝わります。
そのやる気を引き出し、手助けするのがスタッフの大人です。スタッフは大学生、大学院生、社会人、シニアもいます。
子どもも無料、大人もボランティアです。めだかの学校では子どもも大人も出入り自由。出欠も問わない。
それなのに子どもは勉強して、大人も教えに来ます。
もっともなかには勉強しない子もいます。
工作に熱中する子、大人相手に独自のルールでトランプや将棋をする子もいます。
別室でボール遊びや鬼ごっこする子もいます。
狭い空間で少しの時間でも体を動かし、友だちと遊び、汗をかくのが大好きです。
指図はしません。主導権は子ども自身。
それが活動理念です。
子ども同士トラブルもあります。
でも、子どもたちはトラブルのあとはいっしょにトランプして鬼ごっこをしていました。
いろんな学校で、家庭環境もちがっていても子どもたちは「場」を共有する仲間と認識しているのです。
許容量は無限大。大人が困っていると思いやりさえ見せてくれます。そうやって子どもたちは成長しました。
子どもが行きたいというキャンプもしました。
中学生のために夜の分校も開きました。
家庭教師もはじめました。
子どもがしたいこと、やりたいことに沿ってめだかの学校は発展していくつもりです。